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> 人間も電磁波を感じるか?
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> このように、動物たちは、電磁波を感じていることがわかった。
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> ならば、地震の前兆として発生する電磁波を感じ取って、回避行動を取ったとしても、おかしくはないだろう。
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> では、人間にはこのような能力はないのだろうか?
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> 福岡博さんという男性が登場。
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> 福岡さんは幼い頃から、地震の前にキーンという音が聞こえることに気づいていた。
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> そのような不思議な音が聞こえてから1週間以内に、地震が起きていた。
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> 現在はHPを立ち上げ、耳鳴りと地震発生の関係を観察している。
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> この人のことは、耳鳴りと地震の関係について紹介しているHPを以前から知っていたので、本名は知らなかったが、あの人だなとすぐにわかった。
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> 東京都に住む江口香織さんも、耳鳴りが聞こえる一人だった。
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> 大阪大学の山中教授は、この二人に協力を仰いで、ある実験を行った。
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> 電磁波発生器「バンデグラフ」をレコーディングスタジオに持ち込まれた。
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> 福岡さん、江口さん、そして地震前に耳鳴りを感じない普通の学生たち多数が目隠しをされ、何か音を感じたら手を上げるように指示された。
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> バンデグラフによって電磁波が発生した直後に、江口さんは何度も手を上げた。
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> 江口さんは、ふだん地震の前に起きるような、左耳で詰まるような感じと、右耳でキーンという音を聴いていたという。
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> 福岡さんの方は、他の学生たちと同様に、一度も手を上げなかった。
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> だが、後になって、実際はポーンという音が聞こえていたようだと語った。
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> 次に、福岡さんと江口さんは別の実験を受けた。
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> バンデグラフによって電磁波が発生したときに、二人の側頭葉の血流を測定した結果、実際に電磁波を音として聴いていることがわかった。
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> だが、興味深いことには、前述の実験で、音がまったく聞こえなかった学生も、電磁波を音として認識してはいないものの、脳では二人と同様に電磁波を音として捉えていることがわかったのだ。
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> 普通は音として聴こえない電磁波が音として聴こえるメカニズムは、今回は解明されなかったものの、実験を担当した科学者は、そのような鋭敏な感覚をもった人々がポツポツといてもおかしくはないのではないかと語っていた。
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> これによってわかったことは、耳鳴りのような「体感」によって地震の前兆を捉えることは、あながち「非科学的」ではないのだということ。
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> 科学というまな板に十分乗るような事象であるということだ。
↑読むのが大変でした!ミタサン。貴方のライバルのブライトドアに長文では負けませんなあ(笑)
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