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World earthquakeさん
***常連さんには毎度同じ内容ですのでスルー願います***
エレニン彗星が今もあるのか、消滅したかはさておき、そもそも9/26説の発端は「太陽〜エレニン彗星〜地球」がほぼ一直線に並ぶ、「内合」という現象です。この時、図に示したように、エレニン彗星は、太陽と地球の中間点よりも少し地球よりの場所を通過します。この時、理屈の上では、太陽と彗星の潮汐力が合算されて地球に作用するため、その力が地震発生のトリガーになるという仮説です。
・・・ですが、この仮説の出発点は、本来ゼロと見なすべき「エレニン彗星の潮汐力」の値を過大評価している、という大きな誤りがあります。
・潮汐力の計算上、彗星の質量はゼロであり、付近の他の天体に潮汐力の影響を与えることはない。
・9/26のエレニン彗星の内合は金星軌道よりも内側である。これは、ケタ違いに質量の大きな金星が内合(太陽〜金星〜地球がほぼ一直線に並ぶ)となる際は、エレニン彗星の内合よりも地球に近い場所で一直線に並ぶことを意味する。ちなみに、金星の内合は約20ヶ月周期(前回は2010/10/29、次回は2012/6/6)で発生するが、過去、大地震のトリガーとなったことはない。
・金星の内合よりもさらにケタ違いに大きな潮汐力の影響は、地球の衛星である「月」から毎日受け続けている。こちらは、過去の地震のトリガーとなった可能性アリ、という防災科学技術研究所の研究結果がある。
なお、太陽と地球と第三の天体が一直線に並ぶ現象は、その位置関係や並び順によって他にも「外合」「衝」がありますが、占星術ではこれらの現象や「惑星直列」などを歴史上の大事件を結びつけてきた経緯があり、今回の騒ぎも同様の「占い」と理解するのが最も合理的な受け取り方だと思います。
ちなみに、9/26の他に、エレニン彗星の近日点通過の日と、地球との最接近の日についても、同様の警告があるようですが、いずれも「エレニン彗星は小さすぎ」「距離が離れすぎ」ですから、毎日押したり引いたり、地球に非常に強い影響を与えている月の潮汐力の中に完全に埋没してしまうため、その影響評価はゼロと言えます。
「正しく知って、正しく恐れる」
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