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ここや隣の掲示板には、「電磁波」を間違って理解し、不適切な情報発信をされる方々も少なくありません。
今一度「電磁波」に対する理解を整理し直してみることをご提案させて頂きます。
「電磁波」という言葉を見聞きした際、眉にツバをつけて見極めるべきポイントとして、次の2つがあります。
ひとつめ。
【前提】電磁波はエネルギーの放射現象であり、字の通り「波」ですので、その波に長短があります。「電磁波」を波長の長いものから順に並べると、呼び名は《電波》・《赤外線》・《可視光線》・《紫外線》・《X線》・《ガンマ線》と変わってゆきます。これらが物体に及ぼす影響が全く異なるのは日頃経験的にご存知の通りです。我々が利用する場面が全く違うため、それぞれ別物と思われる方も少なくないかも知れませんが、これらの違いは波長だけであって、全て《電磁波》という括りにふくまれます。波長が最長である《電波》の場合、その中でさらに波長(周波数)ごとに特性が大きく異なりますので、電波の波長についても気にしておく必要があります。
【結論】「電磁波」というキーワードを振り回してあやしげなことを言いふらす人がいても、その種類(波長または周波数)にまで言及してなければ、この人は中身を理解できずに言ってるだけか、と聞き流すのが吉です。
ふたつめ。
【前提】放射されたエネルギーを受け取る量は、「逆2乗の法則」に従って変化します。簡単にいうと、発生源からの距離が2倍になれば受け取るエネルギー量は1/4、3倍になれば1/9に減りますし、距離が半分になれば4倍、1/3になれば9倍に増えるということです。地震前兆の電磁波が雲や生物に与える影響を紹介するインチキ実験では、発生源の至近距離に置いた物体に強烈なエネルギーを浴びせて影響を示してみせるのがお約束ですが、実際には、何万メートルという地下で発生した電磁波の強度がどの程度であり、それが地表付近にたどり着くまでに、どれだけ減衰しているかの意識が大切です。
【結論】「電磁波」というキーワードを振り回してあやしげなことを言いふらす人がいても、その強度について言及していなければ、この人は中身を理解できずに言ってるだけか、と聞き流すのが吉です。
***
今回の裁判であれば
「800MHz〜2GHzの周波数」
「基地局から○○メートル離れた場所の強度」
の電磁波を被害者に照射する「ブラインドテスト」と実施した結果がどうだったか、が因果関係のキーポイントとなったはずです。
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