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カメハメハさん、
> 関東大震災や、阪神大震災をはじめとする、震災後に語られた、「当時違和感を覚えたが、震災後に思い起こしてみたら前兆現象だったのかもしれない」という事象や現象を頼りに、非科学的に捉えていく方法のほうがよほど可能性が高いように思えますが。
(中略)
> 事後に結果と整合して前兆の可能性を探る事象や現象も、結局非科学的な方法でとらえるのと存在や有効性自体は大差ないように思います。
「非科学的に捉えていく方法のほうがよほど可能性が高いように思えます」の意味は、精度向上を目指すことは断念して、ジンクスや占いと同じ扱いで充分、という意味でしょうか?
ところで、「震災後に語られた(中略)事象や現象」は、「観天望気」のように数多くの事例を経て淘汰されて精度向上されてきたものではないため、
・前兆だったのか
・たまたまタイミングが一致しただけなのか
について未解明です。古来からの言い伝えには、精度向上の歴史、の観点から、
「観天望気」タイプ
「地震予知に関する言い伝え」タイプ
の2種類に分類できます。これらを混同しておられる方が少なくないようですが、実は大きな違いがあるんですよ。
「観天望気」は「先人の《知見の蓄積》」といえます。当時の人達には科学的思考や統計学の知識がなかったにせよ、該当の現象が何世代にもわたって何十回、何百回も繰り返される中で、その関連が検証され、淘汰された続けた結果であり、結果としては、科学や統計学のプロセスに近いところまでこぎ着けたものといえます。
一方、「地震予知に関する言い伝え」は、観天望気に比べると対象となる事例が少なすぎるため「繰り返し検証」という淘汰のプロセスが未実施です。その点で観天望気と同ランクで取り扱うのは不適切といえます。現在まだデータ収集の途上であって、使えるものと使えないものが混ざりあっている状況ですから、実用レベルに達していないため、全てを鵜呑みにはできません。とはいえ、その内容の全てを否定しているわけではありません。
> とにかく、前兆とされるさまざまな事象や現象のほとんどが、地震が起きてからでないと、そもそも前兆であったのかが分からないわけで、数学の証明などとは違い、どちらかといえば競馬など結果が出ないと正しいか間違いか分からないたぐいのものです。
おっしゃるとおりです。溜め込まれた結果を、傾向アリと見るか、傾向ナシと見るか、は主観的に判断するものではありません。ここが統計学の登場する出番ですが、誤ってここに似て非なる「確率論」という奇妙な用語を割り込ませると、まとまりかけた話が別な方向に逸れていってしまいます。
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