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弾道さん
引用頂いた文章は、某週刊誌でおなじみの海洋生態学者の見解ですが、見過ごせない点が幾つかあります。
「地震発生前には、震源を取り巻く地下の岩盤に細かいクラック(ヒビ割れ)が走り、その際に放出される電磁波が地磁気に影響を及ぼします。」
このメカニズムで電磁波が放出されるのは、圧電効果やピエゾ効果と呼ばれる現象ですが、これが起きるのは、ヒビ割れが走ったり、圧力の変化が生じる瞬間だけです。
この人が目撃したとする、方位磁石がズレた方角を安定的に指し続ける現象を圧電効果で実現するためには、「ヒビ割れが走ったり、圧力の変化」という、通常ランダムにしか発生しない現象が安定的に発生し続ける(※)、というあり得ないことが起きることが必須条件となります。
(※:カセットコンロを点火する際に飛ぶ火花をずっと安定的に飛ばし続け流ために、高速の一定間隔でカチカチし続けるのと同じこと)
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