Re: ハチと空 (-)

たいさん
山田さん

> 帰り道、神奈川県からみて東の空の下の方がこの時間にもかかわらず薄いオレンジに見えるのが気になりました。

「白昼、低い空が赤みを帯びて見える現象」は、ここや隣の掲示板に時々報告されますが、その正体は、特に気にするようなものではありません。

薄いオレンジ色に見えているのは遥か遠くの東の高い空に浮かぶ雲で、現場近くから見上げると、白く輝いています（遠く離れれば、高い山でも低く見える感じを想像してください）。

白く輝く雲を、首都圏の低空の澱んだ空気を通して眺めると、その長い光路の途中にたくさんある細かな塵の影響によって、白い光のうち赤色以外の成分が散乱してしまうため、我々の眼には、赤みを帯びて見えることになります。これはいつでも沈みかけの太陽が赤みを帯びてくるのと同じ現象です。

普段あまり見慣れない理由として、

・首都圏では遠くまで見渡せる場所に自分がいる機会が少ない
・途中で別の雲がジャマして視界を遮ることが多い

などが挙げられます。

…とはいえ、今後当面は「前兆では？」といわれる現象報告の有無にかかわらず、余震や誘発と考えられる大地震に対する備えを解けない時期がしばらく続きますので、無条件に安心です、と言ってる訳ではありません。

関連記事：1件