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約300年前の宝永大噴火は、1707年12月16日に始まった富士山の噴火である。
富士山の噴火規模としては非常に大きな部類に属する。
噴火の始まる49日前の10月28日に推定マグニチュード8.6〜8.7と推定される宝永地震が起こった。
この地震は定期的に巨大地震を起している2箇所の震源域、遠州沖を震源とする東海地震と紀伊半島沖を震源とする南海地震が同時に発生したと考えられている。
宝永地震の翌日辰刻(8時頃)、富士宮付近を震源とする強い地震がありこの付近では本震より強く感じられ、12月3日頃から山麓で地響きが始まった。
また、この4年前、1703年12月31日に発生した元禄地震の後にも、1年後の1704年2月4日頃から山鳴りが始まったことが『僧教悦元禄大地震覚書』に記されている。
宝永地震の余震と宝永火口付近直下の浅い地震活動が続く中、12月15日の夜から富士山の山麓一帯ではマグニチュード 4から5程度の強い地震が数十回起こった。
16日の10時頃、富士山の南東斜面から「白い雲のようなものが湧き上がり」急速に大きくなっていった。噴火の始まりである。
富士山の東斜面には高温の軽石が大量に降下し家屋を焼き田畑を埋め尽くした。夕暮れには噴煙の中に火柱が見え、火山雷による稲妻が飛び交うのが目撃された。
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