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鼻詰まりさん
「バーナム効果」と呼ばれる心理学の現象があります。これは、誰にでもあてはまる一般的な性格の記述を、自分だけにあてはまる正確なもの、と捉えてしまう現象です。
以下のような記述を「あるある」と納得してしまうのも同じ心理によるのかもしれません。
「低気圧が接近すると地震が発生する」
「低気圧が通過した後、地震が発生する」
「低気圧の進路は、震源を避ける」
「低気圧の進路は、震源に吸い寄せられる」
“低気圧(の進路)”の部分を“台風”、“高気圧”、“雷雲”、“二玉低気圧”、“降雨”、“豪雨”、“降雹”、“気温上昇”、“気温下降”、“強風”、“天気の急変”など、何に置き換えてみても、それなりにあてはまるように感じらるのが、バーナム効果の特徴です。
これはバーナム効果に加えて、仮説にあてはまるケースは記憶や印象に残りやすい、という作用が重なり合って生じる錯覚ですが、そういった錯覚や心理的な偏りを取り除いて傾向を正しくつかむためには、その仮説にあてはまった過去事例とあてはまらなかった過去事例を同じ条件で公正中立に拾い上げて件数を比較してみる必要があります。
一方、掘削船「ちきゅう」が3.11の震源を刺激したという都市伝説もささやかれていますが、その真相は、震源から遠く350kmも離れた場所での「下北八戸沖石炭層生命圏掘削」プロジェクトへの従事です。
http:www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/exp337.html
人工地震はすでに実用化されている、といったストーリーをよくみかけますが、実用化されているのは、地下資源探査などを目的として、地震波の伝わり方や反射を調べるために地下で、例えばM3クラスの小規模な爆発を起こす人工地震です。これはM5クラスの地震の1/1,000のスケールしかありません。
また、天然の地震の場合、方向によって第一波が「押し」と「引き」に分かれるからこそ、こういった分析
http:www.seisvol.kishou.go.jp/auto/mech/fig/cmt20120314210503.html
が可能ですが、人工的な爆発の場合、第一波が全球方向に「押し」となるため、明らかに天然の地震とは違うということが一目瞭然となります。
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