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NO.119441 はさん
> ↑部分、錯覚であると言わんとする事は、理解したのですか、まだイメージが出来ません。もう少し、詳しく教えて下さい。
「遥か遠くの遥か上空を水平飛行する飛行機」の飛行機雲の場合、このように、「垂直に立ち上がっている」かのような見え方となります。そのわかりやすい実例として、他人様のブログではありますが、こちらをご参照ください。
http:yakushimajiji.at.webry.info/200702/article_26.html
NO.119419 ようつべさん
> http:/●/www.ようつべ.こむ/watch?v=HZuAau-xzZc&sns=em
ここや隣の掲示板では何度も紹介されている有名なTV番組ですね。
これは「1989/10/17ロマプリータ地震(M7.1)の2週間、1週間、3日前に記録されたのと同じ電磁波」を発生させると、「2005/7/23千葉県北西部地震(M6.0)の2週間、1週間、3日前にそれぞれ撮影されたものと同じ形状の雲が発生した」という再現実験のように見えるため、当時だまされた人が多かったですが、今でもだまされる人が後を絶たないのは残念なことです。
この番組を「捏造」と表現される方もおられますが、どちらかと言えば、「すり替え実験」と呼んだほうが、より正確かも知れません。
この番組の中で雲を発生させた実験をたとえて言えば「夜空に輝く星明かりによって日焼けが起こり得るか」を調べるために「太陽光線で日焼けを起こす実験をした」のと同様です。つまり、強度に対する飛躍が完全に無視されている点が重大な欠陥といえます。仮にこの電磁波強度を実際の空の雲の高さ何千メートルに届くように地表から発生させれば、我々全員黒こげまたは蒸発してしまうのではないでしょうか。
以下のポイントを中心にもう一度よく見直してみてください。
【ポイント1】この動画の2:29に表示される論文の原文は以下のURLで参照できます。
http:ee.stanford.edu/~acfs/LomaPrietaPaper.pdf
この最後のページのFig. 3. のグラフが、2:45あたりで表示されるグラフの元です。縦軸の値は、nT/√Hzという見慣れない単位ですが、原文によると、×0.0855でnT(ナノテスラ)という「磁束密度(=ほぼ、磁力)」の単位に換算できるとのことです。そこで、このグラフの最大値50を換算してみると約4nTという値になりますが、方位磁針でおなじみの地磁気は24,000 - 66,000 nTというレベルですので、地磁気の1/10,000程度ということになります。また、太陽放射の影響により、一日周期で100nT近く変動しますので、4nTというのが、いかに微小なレベルであるか、というイメージがわくと思います。
【ポイント2】4:00で「電磁波の強さをミニチュアスケールに換算して発生させる」と説明しながら、その直後には正反対の「ただしこの実験では、非常に強い電磁波の照射が必要」と説明が飛躍してしまいます。また、4:10で「電極の先端を地中に埋め自然界の状況に近づける」と説明しますが、自然界での震源は数〜数十キロという深い地中であるにもかかわらず、土をうっすらとかけているだけです。
【ポイント3】東京都立産業技術研究所での電磁波の照射実験ですが、なぜか5万ボルトの高エネルギーを、この小さな霧箱の中に照射しています。
【ポイント4】高エネルギーの照射により、電極のすぐ近くにだけ雲(霧)状のもの(または湯気?)が発生したのは事実ですが、それが数千メートル上空にうかぶ雲の形成とどんな関係があるのか、には一切触れられていません。
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