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NO. 114621 匿名さん
> 地震とは関係ない
> と言い切ってしまった
> ↑の人も道理ではない気がしますが?
>
> 僅かな年代しか生きていない私たちに何が分かる?
> あなたも全てを分かり切った神のような言い回しをしないで欲しい。
「人類が解明できたこと」と「まだ人類が解明できていないこと」の境界線に関心をもつことが大切です。そこをウヤムヤにしたまま、感情だけで発想すると、ご指摘のように観念的な見解に至ってしまいます。
月の周りに虹のような輪が見える現象は、内暈(うちかさ)と呼ばれており、上空に浮かぶ氷晶(巻雲や巻層雲)がプリズムの効果を発揮することで発生することが判明しています。
http:homepage3.nifty.co●m/ueyama/sky2/sky.html#naiun
(●を削除)
といった説明をしたら、以前、地震前兆が地中から水蒸気を噴き出したらその氷晶が作られるのでは、と言う方がおられました。その仮説を立てるのであれば、まずは、普段日常的に海面や湖沼、河川、地面からの蒸発、植物からの蒸散によって発生している水蒸気量と、地震前兆が吹き出す水蒸気量を比べてみるとどちらが多いのか、といった比較は不可欠です。
また、巻雲や巻層雲を構成する氷晶は、上空5,000〜15,000メートルといった高層に発生しますが、この雲の発生条件は、その高さの空の湿度と温度です。湿度とは氷晶の材料となる水蒸気量のこと(←厳密には違いますが、話がややこしくなるので大雑把にそういうこと)ですが、これの供給源は上空の偏西風によって地球を周回していてどこから運ばれてきたか判らないようなものです。
> たかが素人でしょ?
はい。もちろん、既存の定説が新たな発見によってより正しい内容に書き替えられることはあります。しかし、それは既存の定説を導きだしたよりも綿密な観察や検討によってのみ可能であって、ふとした思いつきだけで覆せるような簡単なことではありません。
したがって内暈が地震に関係ありとの反論をされるのであれば、その説を支持する材料を提示して反論するのが本来の道理です。
> ここは素人の集まりなんだから素人ならではの色んな情報があって当たり前。
大切なことは、それが情報として整理されたものなのか、情報以前のいわば都市伝説的ネタなのか、を見極めることです。平常時からこういった情報の見極めを訓練しておくことが、大災害発生後に必ず発生するデマから身を守る大切な技術となります。そこには、素人か学者かといった概念は存在しません。
***
イラスト素材は「空の輝き」サイト
http:homepage3.nifty.c●om/ueyama/sky2/sky.html
のご好意により、許可を得て二次利用させていただいています。
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