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NO.82416 匿名さん
> その機械の精度聞かれても分かり兼ねます
以下のとおり、受信機の精度と緊急地震速報の精度とは無関係です。
NO.82412 夢占いさん
> 9月25日(日)午前3時12分に緊急地震速報が鳴りました。
(中略)
> しかし結果は震度2だったようで。
> 緊急地震速報の精度はまだ低い?
緊急地震速報は、地震発生直後の数秒〜数十秒のデータだけを使う速報ですので、精度には限界があります。緊急地震速報を正しく利用するためには、以下に公開されているような特性を理解しておくことが望ましいです。
http:www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/index.html
緊急地震速報には次の2種類がありますが、以下で述べる「緊急地震速報」とは、我々に馴染みのある後者のこととします。
・精度を上げながら複数回発表される「高度利用者向けの緊急地震速報(予報)」
→iPhoneアプリ「ゆれくる」はこちら。
・テレビやラジオを通じて提供される「一般向けの緊急地震速報(警報)」
→携帯電話会社が一斉送信するのも、ほぼ、こちら。
緊急地震速報の内容が実態から大きくハズレる原因はいろいろあります。例えば、
(1)あと1〜2秒待って精度を上げればハズレなかったが、緊急性を優先し、精度向上のための1〜2秒を待たずに「見切り」発令したケース。
例えば、5月28日22時54分に福島県浜通りで発生した、深さ20km、マグニチュード3.8、最大震度2の地震では、22時54分20.4秒の時点で犬吠埼付近震源/M5.8との誤った計算を元に、最大震度5弱〜5強が茨城県南部と千葉県北東部、という緊急地震速報が発令されました。
http:www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/joho/20110528225352/content/content_out.html
これは皆さんも「身構えたけど、肩すかし」の記憶があるのではないでしょうか。発令のわずか1.3秒後には房総半島東方沖震源/M6.1に訂正されて最大震度は4程度つまり緊急地震速報の必要がないことが判り、さらに0.4秒後には、福島県浜通り震源/M4.0、というほぼ実態通りの内容に再度訂正されました。
このように、緊急地震速報が「軽くなる方向」に訂正されても訂正報が発令されることはありません。
1〜2秒待てばデータの精度は上がりましたが、逆にその分、速報が間に合わない地域が出てしまいますので、そのバランスが難しいところですね。
(2)収集データ自体が主要動の到達後までハズレ続けたケース。
今朝のケースはこちらです。以下URLのとおり、実態が
http:www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/joho/20110925031253/content/content_out.html
「北緯37.1 東経140.9 深さ0km マグニチュード3.0 最大震度1」
という地震だったのに対して、速報は以下のように、深さとマグニチュードが誤ったデータを元に発令されましたが、それが誤りであることが判ったのは、主要動の到達よりも後でした。
「北緯37.1 東経140.9 深さ10km マグニチュード5.4 最大震度5弱」
こちらは、データ収集地点の網の疎密といった根本的な制約にもよるため、今後の観測点設置の充実により徐々に解消することが期待されます。
「正しく知って、正しく恐れる」
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