Re^3: 月 (-)

NO.80195 匿名さん

まずは、スレ主「静岡県吉田町」さんが、HNそのままの場所で目撃された、という仮定ですが、9/18の当地の月の出は「20:53」でした。従って、投稿された通り、ちょうど昇り始めたばかりの超低空の月を箱根の方角にご覧になったはずですね。

このような地平線の少し上にある月や太陽は、大気中の塵などの微粒子を大量に含んだ低い空を通した眺めになるため、赤みを帯びて見えるのが通常のことです（朝日や夕日は必ず赤みを帯びるのと全く同じ理屈です）。また、赤みの程度は、大気中の微粒子の成分や量に影響を受けて変化します。

> これから先、真っ赤になることがあるとして、その水蒸気の影響が地震前兆ということはないですか？

それは、地震前兆によって大気中に放出された水蒸気の量次第です。月の赤さに影響を及ぼしうるほど、大量かどうかが重要です。つまり上で述べたように、通常時でも、かなりの変動がありますので、その変動要因を凌駕する大量に放出されるとか、既知の変動要因と地震前兆による放出分とを分離する手段の発見が必要になってきます。

ちなみに、静岡県吉田町から箱根山方面を眺めると、駿河湾上を約40km見通すことになりますので、湾内の海水面から蒸発する水蒸気量と、地震前兆による水蒸気放出量とは、どちらが多いのか？という点も興味深いところですね。

> 過去の地震の前兆に載ってたいたので。

おそらくそれは「なんだかよく判らない現象は、とりあえず地震前兆、ということにしておこう」という根拠のないヒモヅケによる紹介事例だと思われます。なお、赤い月の目撃後に大地震が発生した、という過去事例があるようですが、月が赤くなる現象自体、上に述べた通り低空なら必ず発生する日常的なことですから、タイミングだけをみていると、当然、大地震発生と巡り会うことがありますし、赤い月が目撃されながら大地震が発生しなかった実績の方が多い訳ですから、そういう実績には全く意味がありません。

> 『水蒸気うんぬん』で片付けたら何も前兆報告が出来ない気がします(^^)

前兆報告をされる方々は、とりあえず、何でも投稿されるのが良いと思いますが、問題はそれに対して啓蒙的な返信をされる方々が、どんな根拠に基づきどんな見解を書き込むか、ではないでしょうか。

「正しく知って、正しく恐れる」←流行語大賞の二位狙い

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