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greenさん
> 東大地震研究所を始めとする機関は年間100億以上の潤沢な資金の恩恵を受けながらも
> 阪神大震災も311も想定外で済ませており、
> 地震発生のメカニズムばかり研究していては、今後も想定外という事にならないとも限らないと思うわけです。
(中略)
> こういう方達にこそ予算を与え研究精度を上げて欲しいと思うのは間違いでしょうか。
具体的な金額のデータは持ち合わせませんので、目に見える状況からの推測ではありますが、現在の地震研究に投入される資金の多くは、@地震そのものを知るための基礎的な研究と、A数十年単位の中長期な予測、そしてB短期的な予知の3本柱に振り分けて投入されているはずです。Aは、いわば考古学的な手法から過去履歴を分析し、現在のプレートの動きと突き合わせて、長期間の発生確率を推測するタイプの研究です。そしてこの中では、兵庫県南部地震も東北地方太平洋沖地震も想定されていました。ただし、あくまでも「中長期的な確率論」であって、我々が期待するBの数日単位の精度を持った地震予知ではありませんので、ご指摘の通り実用性は充分ではありません。
我々の日常生活に直結するような実用性、つまり数日程度の精度をもった地震予知を実現するためには、予測される震源域に観測機器を展開して、リアルタイムのデータ収集と分析が必要です。これがBですが、今のところ東海地震の想定震源域のみにしか整備されていません。他の地域にも同様の整備をすれば済む話ですが、そのためには、候補地の選定と、観測体制の展開のために、さらなる予算が必要です。
限られた予算を@ABにどう配分してゆくか、という話になりますね。
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