Re: 台風 (-)

神風さん

2009年の台風９号の進路と、神風さんの示された３つの地震の震源地とを重ねあわせてみましたが、結論として、台風と地震がたまたま近いタイミングでニアミスしただけで、これら３つで共通して言える傾向もなさそうに見えます。

> 2009年八月9日東海道南方沖地震M6.9

震源地は「200908091955 M6.8」の右の赤い星です。
地震が発生した8/9 19:55には、台風は震源地の手前、南西約700kmの海上にありました。
台風が震源地のほぼ真上を通過したのは、地震発生の約40時間後、8/11の12時前頃でした。

> 2009年八月11日駿河湾地震M6.5

震源地は「200908110507 M6.5」の左の赤い星です。
地震が発生した8/11 05:07には、台風は震源地の手前、南西約300kmの海上にありました。
台風が震源地の最も近くを通過したのは、地震発生の約７時間後、8/11の12時過頃ですが、南へ約170km離れた海上でした。

> 2009年八月13日八丈島東方沖地震M6.6

震源地は「200908130748 M6.6」の右の赤い星です。
地震が発生した8/13 07:48には、台風は震源地を通過して東約1,020kmの海上にあり、熱帯低気圧に変わっていました。
台風が震源地の最も近くを通過したのは、地震発生の約41時間前、8/11の１５時頃で、北へ約60km離れた海上でした。

・・・といった事実は、これら３つの地震と台風とがそれぞれかなり異なる関係（＝傾向ありとは言えない）だったことを示しています。

また、この進路図は太平洋高気圧の縁の弧に沿って進む典型的な台風進路を示しこそすれ、台風の進路が震源地を避けるとか、逆に震源地に引き寄せられる、といった仮説を支持するような傾向も窺えません。

台風進路情報は「デジタル台風」より取得
http:agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/

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