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松本―塩尻間断層付近で発生=活動確率上昇、関連注目―気象庁2011年6月30日13時6分
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. 長野県中部で起きたマグニチュード(M)5.4、最大震度5強の地震について、気象庁の永井章地震津波監視課長は30日の記者会見で、震源が長野県の松本市から塩尻市に延びる活断層「牛伏寺(ごふくじ)断層」(長さ約17キロ)に非常に近く、関連に注目していると述べた。牛伏寺断層が動いたかは不明だが、今回の地震は同断層が活動した場合と同じ横ずれの動きで起きたと考えられるという。
牛伏寺断層は、政府の地震調査委員会が9日、東日本大震災の影響で動きやすくなり、地震発生確率が高まった可能性があると発表していた。同断層を含む「糸魚川―静岡構造線断層帯」が動いた場合はM8程度と予想され、大震災前には今後30年間の地震発生確率が14%と評価されていた。永井課長は「もともと発生確率が高いので、油断しないよう注意していただきたい」と述べた。
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