Re^2: もしかして・・・ (-)

> ちゃんとに千葉県東方沖と茨城南東沖の境くらいでマグニチュード５ 震源が遠い為震度１でした 誤報ではないみたいです

昨夜の地震「平成23年05月28日22時54分頃 福島県浜通り 北緯37.0 東経140.8 深さ20km M3.8 最大震度2」に対する緊急地震速報の詳しい内容は以下の通りでした。

http:www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/joho/20110528225352/content/content_out.html

出来事を時刻順に要約すると、

・地震波検知の27.6秒後の22時54分20.4秒時点で「M5.8 最大震度は、震度５弱から５強程度　茨城県南部、千葉県北東部」との計算結果が出たため「緊急地震速報第1報」および「一般向け緊急地震速報」発令。

・その1.3秒後の22時54分21.7秒時点で「M6.1 最大震度は、震度４程度 千葉県北東部、茨城県南部」との予測に訂正されたため「緊急地震速報第2報」発令。

・その0.4秒後の22時54分22.1秒時点で「M4.0 最大震度３程度」との予測に訂正されたため「緊急地震速報第3報」発令。

であり、そこから判るポイントは次の通りです。

一般向け緊急地震速報が発令された22時54分20.4秒時点の計算結果は、実際よりも過大評価された予測値に基づいていました。

慎重を期してあと1.7秒だけ待ち、22時54分22.1秒になれば「M4.0 最大震度３程度」という、実態に近い計算結果となり、一般向け発令は不要と判ったのですが、1.7秒待って精度を高めることよりも、緊急性を鑑みて、多少早とちりであっても、念のための発令を優先した、ということが読み取れます。

ちなみに、高度利用者向け速報は「第x報」として精度を高めながら何度か発令されますが、一般向けは、その中のどれか１つだけであって、訂正が発令されることはありませんが、驚異的なリアルタイム処理システムとして世界に誇れる技術ではないでしょうか。

我々利用者は、こういった仕組みや特性を正しく理解して、正しく利用することが大切だと思います。

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